教育をもっとシンプルに

働き方改革

シンプルな教育とは

授業、主に教材研究が教員の仕事とする考え方のことです。

そのためには、その他の事務処理や分掌などは例年通りの提案を使うなど、最低限の労力で働く働き方が必要になります。

また、教材研究の時間を捻出するために、生活指導や学級経営にも力を入れる必要があります。

シンプルな教育のメリット

・楽しい授業を作る時間が生まれる
・学級が安定する
・定時出勤、定時退勤することができる
  • 楽しい授業を作る時間が生まれる

シンプルな教育では、教材研究以外の時間を、削減することを第一の考え方としています。事務処理や分掌などを全力の短時間で終わらせることが必要になってきます。

  • 学級が安定する

教材研究がしっかりできることで、子どもが飽きない、楽しめる、主体的に学べる授業を実践することが可能になります。

学級経営の基本となる授業が安定することで、学級クラスを安定させることができます。

  • 定時出勤、定時退勤することができる

授業が安定することで学級クラスが安定し、トラブルが目に見えて減ってきます。すると、急なトラブルや保護者対応がなくなり、さらに教材研究する時間を作ることができます。

この段階にくると、学校内でする仕事は、授業(教材研究)・分掌・事務処理だけになります。提示前に全て終わらせて帰ることが可能になります。

定時退勤することでライフワークバランスを保つことができます。ライフの部分を大切にすることで仕事に対しても前向きに取り組むことができ、良い循環が生まれます。

シンプルな教育の実践に必要なこと

必要なことはたった3つです。

・ICT機器の活用
・年度初めのスタートダッシュ
・生活指導の徹底
  • ICT機器の活用

シンプルな教育に絶対的に必要なのが、ICT機器の活用です。

教材研究の時間を捻出するためにも、全力でICT機器を使って時短していきましょう。

働く中で意外にも時間を取るのが、プリントの印刷や掲示物の作成、掲示などです。ロイロノートやpadlet、canva、kahootなどを使うことで圧倒的短時間で授業に望むことができます。

また職員室におりなくても、給食を食べながら、5分休み、中昼休みなどもiPadなどであらゆる仕事ができます。

ICT機器を活用して、時間を生み出しましょう。

  • 年度初めのスタートダッシュ

事務処理や分掌の仕事を最小限にするためには、年度初めのスタートダッシュが大切です。

具体的には、年度初めの春休み期間中に年間の提案の元を全て作っておくことです。これをしておくだけでかなり分掌の負担が減ります。

また、事務処理を短時間で終わらせるためにExcelの関数などを学ぶ必要があります。しかし、今はOpenAI全盛期、チャットGPTなどを活用することでエクセルの関数を活用するハードルはかなり下がっています。

分掌や事務処理を短時間で終わらせることで、教材研究の時間を捻出しましょう。

  • 生活指導の徹底

どんなに優秀な教員でもいじめや不登校、保護者からのクレームなど不測の事態が起きれば、対応に追われます。

そのため不足の事態をなるべく起こさない

起きた場合は迅速に対応する

これらが大切になります。

そのために必要なことが

・事前生活指導
・事後生活指導

の二つになります。

  • 事前生活指導とは

様々な問題を起こさないように学級経営などで学級を安定させる生活指導の方法です。

学級が安定すればするほど、トラブルや不測の事態は減り、計画通りに働くことができます。

  • 事後生活指導とは

起きてしまったトラブルや不測の事態に対し、迅速にかつ的確に対応する生活指導の方法です。

事前生活指導との違いは、もう起こってしまったことへの対応になるので、小さな火種を大火事にしてしまわないために迅速に対応しなければいけないという点です。

まとめ

教育をもっとシンプルに考えていけば、ワークライフバランスを保つことにもつながります。

自身の働き方を見つめ直し、教員という仕事をより魅力的な仕事にしていきましょう!

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