学級レクをするたびに喧嘩が起きる…
仲を深めるためにしているのに,一部の男の子しか楽しめないレクになっている…
レクをするとなった時に絶対に参加しないといけませんか?という質問をされる…
こんな悩みを抱えている先生は多いと思います。
私も以前はレク係を作り,レクのお世話をさせていました。
しかし,度重なるトラブル,全員が楽しめないレクの内容,同じようなレクの連続に募る不満…
学級レクは本当に必要なのかについて考え,見直しました。
同じような悩みを持つ先生も一度見直してみるのはどうでしょうか?
学級レクの見直し
私はまず定期的なレクはしないことにしました。
目的もなく,めあてもなくただ遊ぶだけの時間になっていたからです。
その際にレク係も無くしました。
しかし,レクをしたいという子どもはいます。
レクをしたいという子の思いを聞くと
- 授業時間内に遊ぶ時間が欲しい
- 異性とも仲良く遊ぶきっかけが欲しい
- 普段遊ばない友達とも遊べるから
などそれぞれの思いがあることも知りました。
そこで学級会でレクをする目的について話し合いました。
出てきた意見はクラスの仲を深めるためというありきたりな答えでしたが,
みんなの気持ちを再確認することができ,レクをする必要性が生まれました。
またレクの回数も考えさせ,仲を深めるためのレクとはどのようなものか考えた結果
年4回程度実施するということになりました。
その4回はクラス全員で準備を行い,準備の過程からさながら文化祭の準備のように
協力し合う姿が見られました。
実際の年間計画の中のレクの内容としては,百物語会やハロウィーン,クリスマス会など季節ものが多かったです。
レクの見直しをした結果
レクの回数が大幅に減り,子ども教員ともに負担が減ったことが一番良かったことです。
やはり,子どもは任された仕事に一生懸命になります。
レク係になろうものなら,レクのために真剣に企画運営をします。
しかし,子ども同士のすることなので,トラブルや楽しくないなどのクレームを受け,
クラス全体がレクに対して後ろ向きになる
というのが,レクあるあるじゃないかなと思います。
レクの回数が絞れたことで,一つ一つのレクに対して,
クラス全体で全力で向き合うことができることがよかったです。
また,休み時間のレクを減らせることで教員の負担軽減にもなります。
ぜひレクの見直しを学級の時間にしてみてはいかがでしょうか?
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