朝の会・帰りの会って本当に必要?

働き方改革

朝の会と帰りの会というものを知っていますか?

小学校では1時間目の始まる前の時間と帰りの前の時間に健康観察をしたり,1日のめあての確認や学校で定めた生活目標の確認,1日の反省やいいとこ見つけなどを行う時間があります。

最近,この時間の必要性に疑問を感じています。

果たして,本当に朝の会,帰りの会という時間は必要なのでしょうか?

朝の会,帰りの会を行う意味

朝の会と帰りの会には,主に以下の目的や意味があります。

  • 教師や子どもからの連絡
  • 子どもの様子確認(健康観察)
  • 目標,めあての確認
  • 学級レク,ミニゲーム,歌などのコミュニケーションなど

このような目的や意味を持たせて朝の会や帰りの会をしています。

しかし,このようなことを全て貴重な朝の時間にする必要があるのでしょうか?

もっとシンプルに考えて,朝の会や帰りの会を短縮することはできないのでしょうか?

シンプルな朝の会,帰りの会の実践例

私が今行っている朝の会,帰りの会の実践を紹介します。

まず,朝の会で必ずするべきことは

  • 子どもの様子の確認をすること
  • 連絡

の2点になります。

朝が1番子どもの様子がわかる時間になります。

この時に必ず,全員の顔や様子,姿勢,友達との会話などをチェックしておきます。

朝の会でする健康観察などはカットしても良いでしょう。

子どもに健康観察をさせる方もいると思いますが,時間がもったいないので私は教師が朝の連絡の最後に確認するようにしています。

つまり,朝の会の流れは,

1.挨拶

2.連絡(健康観察を含む)

以上になります。時間にして5分もかかりません。

通常,朝の会の時間は各学校で異なりますが10分〜15分程度取っている学校が多いのではないでしょうか?

朝の会の短縮で生まれた時間を子どもたちとの会話に使ったり,宿題チェックに使ったり,授業の準備に使ったりと1日の良い流れを作ることができます。

帰りの会はもっとシンプルです。

帰りの会で行うべきことは,1日の振り返りや明日の連絡などでしょう。

それらは全て先生の話や連絡帳などで代用できます。

つまり,帰りの会は必要ありません。(様々な実践の一例です)

私の下校の流れは

最後の授業の挨拶後,そのまま先生の話になり,下校の挨拶をします。

要するに,帰りの会を行っていません

これにより,放課後の時間が15分は確保できます。

配慮が必要な児童の学習を見ることができます。

明日の準備ができます。

分掌の提案を作成する時間が生まれます。

定時で帰ることができます。

まとめ

これまで述べてきたように

朝の会,帰りの会を簡略化し,その学級に応じた本当に必要なことだけに絞れば,1日の中に良い流れが生まれます。

教員サイドも児童サイドもどちらにも時間的余裕が生まれます。

ぜひ一度試してみてください。

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