現役小学校教員が教える教員の魅力

働き方改革

はじめに

今、日本の教育が大変な危機を迎えていることは多くの方が知っていることではないでしょうか?少子化、教員志願者数の減少、モンスターペアレント、超勤などなど教育の抱える問題は多岐にわたり、教員の人気は、最盛期の10倍超から1倍を切るレベルにまで下がっている自治体も出てくるほどです。

なぜそんなに人気が低迷したのでしょうか?そんなに教員は多忙でワークライフバランスがぶっ壊れているのでしょうか?いいえ、必ずしもそうではないと思っています。実際の教員の1日のライフスタイルとはどのようなものなのか、本当にニュースやSNSで言われているような毎日なのか、今、教員になろうとしている人は知りたいのではないかと思います。

そこで、今回は、読んだらあなたも今すぐ教員になりたくなる魅力をかえるT独自の目線でお伝えしたいと思います。

スキルアップが簡単

教員の魅力の一つ目は、「教えることができる」です。何をあたり前のことを言っているのかと思いますが、人間とは、教えたがりの性質を持っているんです。「教える快感」とも言えます。自分の知っている知識を、相手にわかりやすく伝える。自分の見方、考え方を広げるのに、教員という職はベストマッチです。

教えることは同時に学ぶことにつながります。教えるためには、よく理解をしなければなりません。俗に言うinputですね。教員は、教材研究という形でありとあらゆることを学び、inputします。最近であれば、プログラミング、情報活用能力、外国語、fhonicsなどですね。日々働きながら、幅広い新しい知識をinputできる職は教員しかないのではないでしょうか?

そして、教えることによるoutputもできるという点も非常に魅力的です。お給料をいただきながら、自分のスキルアップを日々行うことができる最高ですね!!

ICT担当になれば、マクロやプログラミングの勉強や研修などをタダで勤務時間中にすることができます。学校にALT(外国語のサポート教員主に外国の方)がいれば、毎日、英会話の勉強ができます。

働きながら、スキルアップができる教員は最高ですね。

働き方を選べる

教員の長時間労働が社会問題になっていますね。さて、かえるTの労働時間はどのくらいでしょうか?

8時〜17時です。平均勤務時間は約9時間になっています。

どうですか?思ってたより普通でしょう。

私の職場の勤務時間は8時20分から16時50分になっていますので、ほぼ定時出勤定時退勤ができています。時たま、生活指導ごとや授業の準備等で早く行ったり、17時半や18時頃の退勤になることもありますが、かえるTは、娘2人いるので、毎日朝は幼稚園の支度をし、夕方は早く帰らなければなりません。勤務時間を意識することで、長時間労働を解決することは可能です。

今、報道で話題になっている長時間労働の大半が部活動と保護者対応(不登校)によるものです。部活動については、文科省により、緩やかな改善が進んでいますが、以前として教員の大きな負担となっています。保護者対応に関しては、日々の生活指導等で勤務時間内に終わらせることは十分に可能です。イレギュラーもありますが…

部活動とイレギュラーな保護者対応さえクリアできれば、教員という働き方は、選択肢として非常に“あり“ではないでしょうか?

注意事項 かえるTは6年生担任、生活指導主任、ICT担当、情報主任を分掌として持っています。この程度の分掌であれば、十分定時勤務は可能です。例外として、中学校、高校の部活があります。部活が長時間労働の主な原因になっているのではないかと考えます。部活の地域移行もしくは、児童生徒の減少に伴う時代にあった形の部活を考えて行かなければいきませんね。

中学校高校の先生の中でも、部活の時間を考えて、なるべく負担のないようにしたり、自分の余暇の時間を工夫して作り出している教員もいます。かえるTの大学の先輩など、また、中学校、高校の魅力に焦点を当てた記事も書いていきますね。

社会的な信頼

一昔前の話をすると先生と呼ばれる仕事は、三つありました。「医者」と「政治家」と「教員」です。このように教員という職は社会的地位が高いものと認知されていました。しかし、現代では、教員という職に関しての、社会的地位はそれほど高いとは思っていません。むしろ、教員と聞くと、大変なイメージが先行し、人気のない大変な職だと思っている人が多いのではないのでしょうか?

かつて、聖職と呼ばれた教員でしたが、現代は人気のない職として有名になってしまいました。

しかし、いまだに様々なところで教員という職の恩恵を得ることができるのです。

まずが、お金を借りる時です。教員は、公務員の中でも、ランクが高いため、給料が割と良いです。お金を借りる際に教員というと、非常にスムーズにお金を借りることができます。

実際、かえるTも住宅ローンを地銀で借りたのですが、金利をかなり引き下げていただきました。教員=信用のある職ということのメリットは大きいものを感じます。

次に、結婚に関してです。両親への挨拶など行く時に教員という職をしているとかなりの好印象をもたれます。(かえるT調べ)かえるTは、某教育系の大学でしたが、友人のほとんどが結婚しており、順風満帆な人生を歩んでいます。めちゃくちゃ給料が良いということはないのですが、やはり、公務員の中でもしている仕事内容が明確であることは、かなりの信頼材料になるんです。

長期休みが最高

教員の仕事は、子どもたちに勉強を教えることです。長期休みに入ると、当然子どもたちは学校に来ないので、その分、事務仕事や教材研究に時間を充てることができます。

そして、なんといっても、子どもたちがいないので、有給を取りやすいということ!これがなんと言っても良い!!夏休みや冬休みに長期の有給が非常に取りやすいため、会議や出張が重ならなければ、20連休も夢ではありません。かえるTも実際とったことがあります。控えめに言って、最高でした。

まとめ

教員の魅力として

・働きながらのスキルアップができる

・働き方を自分で選ぶことができる

・社会的な信頼

・長期休みが最高

でした。どうでしたか?教員という仕事の魅力はまだまだたくさんあります。そして今、世間的にも、教員の待遇改善の流れがきています。乗るしかないこのビッグウェーブに!!

全国的な教員不足は事実です。学校現場は今、非常に危険な状況であることは確かです。しかし、マイナスな報道ばかりですが、教員という職の素晴らしさは、たくさんあるんです。少しでも興味を持った方は、ぜひ教員免許を取得してみてください。意外と簡単にとれますよ。

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